![]() | スパルタクス (2005/10/26) ボリショイ・バレエ 商品詳細を見る |
キャスト:
スパルタクス:イレク・ムハメドフ
クラッスス:ミハイル・ガボヴィチ
フリーギア:タナリア・ベスメルトノワ
エギナ:マリヤ・ブイローワ
音楽:アラン・ハチャトゥリアン
振付:ユーリ・グリゴローヴィチ
1984年1月モスクワ・ボリショイ劇場にて収録
グリゴロ版「スパルタクス」は写幕を使った場面転換が多く、舞台装置がとてもシンプルです。衣装も薄暗い色合いのものが多く、偏見ですがいかにもソ連時代バレエという印象( ̄∇ ̄;)
ミハイロフスキーの「スパルタクス」を見てしまったあとだと、物足りない感は否めません。
しかしながらムハメドフのスパルタクスも、ガボヴィチのクラッススもかなり役にハマっていて、男性陣はいうことなし!“「スパルタクス」=男性のバレエ”という印象や期待を裏切ることなく、物語の世界に引き込んでくれます。とりわけムハメドフはアクロバティックな動きもバッチリ決まっていますし、
一方ベスメルトノワは少々歳をとりすぎている感があって、ちょっと残念・・・( ̄ー ̄;) 踊りの方も格別に上手いというわけではないし、個人的にはエギナ役のブイローワの方が好みのダンサーでした。ブイローワは華がありますし、妖艶な雰囲気でエギナ役にぴったり!技術も演技力も安定していて、安心して見ていられます。
84年収録とのことですが、画質はさほど悪くないです。
ラストシーンがなかなか衝撃的で、思わず背筋がゾッとしてしまうような奇妙な臨場感がありました。

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2008.08.18 ▲
![]() | Pharaoh's Daughter (2005/07/12) Bolshoi Theater OrchSotnikov 商品詳細を見る |
キャスト:
アスピシア:スヴェトラーナ・ザハロワ
ウィルソン卿/タオール:セルゲイ・フィーリン
ラムゼ(アスピシアの侍女):マリア・アレクサンドロワ
ジョン・ブル:ゲンナジー・ヤニン
その他、ボリショイ・バレエ団
原作:デオフィール・ゴーティエ
音楽:チェザレ・プーニ
振付:マリウス・プティパ
改訂振付:ピエール・ラコット
2003年10月ボリショイ劇場にて収録
「ファラオの娘」がどんな物語なのか簡単に説明すると、
主人公ウィルソン卿が阿片トリップの中でエジプト人タオールに変身し、そこで出会ったファラオの娘アスピシアの命を救って恋に落ち、でも彼女には決められた許婚がいるので“どうしようか、じゃあ駆け落ちしよう!”とゆーことでいろいろとすったもんだを起こし、ついにはめでたくファラオからの結婚の許しを得、めでたしめでたしとなったところで阿片の効果が切れて目を覚ますという、いわゆる夢オチの話です。
ぶっちゃけてしまえばストーリーは冗長で大して面白くもないし、ここぞという盛り上がりにも欠けるので、作品としてはけっこうびみょー…なのですが、ザハロワ&フィーリン&アレクサンドロワというキャスト陣が素晴らしく豪華ですので一見の価値はアリ!?とりわけザハロワの出演シーンが多く、というかずっと出ずっぱり(その分主役にはものすごい体力が要求されているのでしょうが・・・)なので、ザハロワファンはたまらないハズです。
衣装もとても可愛い!とりわけアレクサンドロワのエジプトの壁画ちっくな衣装がとてもお洒落です。
また、ザハロワに至ってはざっと数えただけでも7種類もの衣装をとっかえひっかえしているので、軽くファッション・ショーのような構図に・・・(; ̄▽ ̄)なかでも冒頭のクレオパトラみたいな衣装と、“黄泉の国”のシーンでの淡い色合いのロマンティック・チュチュがとても似合っていました。
セットはまあ中途半端なところもあって、とりわけ、タオールとアスピシアの駆け落ちに手を貸した召使がファラオの怒りを買い、コブラの猛毒によって殺されるシーンでは、このコブラが実にかわいらしい(ちゃちいともいう)お人形なので、召使に襲い掛かるというよりは、じゃれてるようにしか見えませんでした。あー、かわい〜んですけどね(; ̄ー ̄)
好みの問題だとは思いますが、私自身はこの作品をそこまで面白いとは思えませんでした。まず音楽が平坦すぎるし、ゴーティエの物語を無理やり“バレエ”の枠に押し込んだ感がどうしても拭えず、観ていていまいちノリに乗り切れないんですね。フィーリンもザハロワも凄まじく綺麗で、踊りとしては申し分ないのですが、どうしても役柄に感情移入できなかった。フィーリン&ザハロワのファンでなければ、あまり楽しめない作品なのでは・・・と思います。
ただ、アレクサンドロワのラムゼ役はかなりハマッていて、彼女のダイナミックかつコケテッィシュな魅力が、この作品では存分に発揮されていたように思います。この際ラムゼのダンス・シーンがもっと多かったら、DVD作品としては文句なしだったのですが・・・(; ̄▽ ̄)
2008.07.04 ▲
![]() | BALLERINA マリインスキー・バレエのミューズたち (2007/10/24) 商品詳細を見る |
内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
ロシアが世界に誇る三大プリマ・バレリーナ、ザハロワ、ロパートキナ、ヴィシニョーワ。蝶のように変化を続ける彼女たちを4年にわたって撮影したロシアバレエ界初のドキュメンタリー作品。舞台映像、インタビューなど本編でしか見られない映像が満載。
出演:
スヴェトラーナ・ザハロワ / ディアナ・ヴィシニョーワ / ウリヤーナ・ロパートキナ
エフゲーニャ・オブラスツォーワ / アリーナ・ソーモワ
マニュエル・ルグリ
アルティナイ・アスィルムラートワ
ワレリー・ゲルギエフ
(2006仏制作/77分/ベルトラン・ノルマン監督)
2006年フランス制作のドキュメンタリー。なんでも4年にわたってマリインスキーのダンサーに密着して撮影した、渾身の作品だとか。ザハロワがボリショイに移籍する前(‘03年頃)の映像も含まれているんですね。この頃のマリインスキーはとんでもなく豪華だったんだなあ。
パッケージもクレジットも紹介文もザハロワ、ヴィシニョーワ、ロパートキナの三大プリマメインのドキュメンタリーであるかのように作られていますが、しかし実際は、オブラスツォーワ&ソーモワの成長記録と化しています。ドキュメンタリーという性質上ダンスシーンもあまり多くないし、
一番手はアリーナ・ソーモワ。ワガノワ卒業公演のリハーサル風景からマリインスキー入団、そして「白鳥の湖」主役デビューまでの日々を追っています。とりわけバレエ学校での厳しいリハーサル風景は必見。教師の怒号飛び交うなか踊り続ける姿に、バレエという芸術の厳しさを改めて感じました。
ソーモワはスタイル抜群な上、顔立ちもとっても可愛らしいんですが、なんか物足りない。また、跳躍やピケ、フェッテなどの回転技に伸びやかさが感じられず、ただ床の上を滑っているだけにしか見えませんでした。レッスン中に教師や監督に注意を受けても、なんだか投げやりな感じ。ここでもう少しストイックに食らいついていけば、もっと伸びるんじゃないかと上から目線でコメントしておきます。それでもやっぱり、集団の中にいると華があって目立っているんですけどね。
エフゲーニャ・オブラスツォーワは、このドキュメンタリーでますます好きになりました。インタビューやレッスンでもにこにこしていて雰囲気がよく、彼女がいるだけで場が華やぐようです。踊れることが嬉しくて仕方ない感じが、伝わってきます。とくに「バフチサライの泉」のリハーサル風景が印象的でした。ロミジュリデビューの映像もなかなか素敵です。
ただオブラスツォーワの場合は、なぜか観客との交流シーンやフランスでの女優デビュー映像など、バレエとは直接カンケーないエピソードが多くて笑ってしまいました。
ザハロワは、はからずも「根が深い人だなあ・・・」と思ってしまいました。リハーサル中も、教師や先輩であるゼレンスキーの前で、「もう嫌、こんな繰り返し」とか「バレエなんてやめようかしら」と愚痴りたい放題。神経質そうに不満を言い連ねたかと思えば、今度はいきなり笑い出したり、ザハロワファンとして彼女の今後が心配になってしまいました。ギエムとはまた別のベクトルのストイックさを感じます。
正直、「大丈夫なのかな、この人・・・」という感想さえ持ったのですが、入団直後にソリストに抜擢されたときのことを振り返り、「どんなに嬉しかったことか!」と目を輝かせて語る姿は夢見る少女そのもので、バレエへの並々ならぬ愛情はひしひしと伝わってきました。若い頃から期待されてきて、なんだかんだ言ってものすごいプレッシャーだったんでしょうね。しかも上京人で、余計に苦労してそうだし。そこんところをゲルギエフはわかってなさそうでしたが(笑)
ヴィシニョーワはさすがのプリマの輝き。“バレエ団きっての国際派”というDVDのうたい文句はなんとなく胡散臭いですが、それも納得の活躍ぶりです。特に「シンデレラ」のリハーサル風景が絶品!背景にあるのは通常のスタジオのごくありふれた光景なのに、ヴィシニョーワがそこへ立ち、音楽が流れ始めただけで、彼女がシンデレラ以外の何者にも見えなくなってしまったのには本当に驚嘆してしまいました。実はわたし、ヴィシニョーワの大胆な表現方法や細すぎる体型があまり得意ではなく、これまでは食わず嫌い的に彼女の舞台を避けてきたようなところがあるのですが、「なんて勿体ないことを!!!!」と今更ながら彼女の魅力に目覚めてしまいました。もうほんといろいろすみませんでした・・・。
また、ヴィシニョーワがパリ・オペラ座に客演した「マノン」のリハーサル風景も収録されており、そのときパートナーを務めたルグリのインタビューも必見です。「彼女は教科書どおりのダンサーではありません。例えば、脚の高さなんて、上げすぎです」という彼のヴィシ評は、あまりにも的をつきすぎていて笑ってしまいました。
ロパートキナは、私生活ともに“格好いい女性”のイメージですね。このドキュメンタリーでは、‘00年に舞台を退いた彼女が、2年のブランクを経て‘03年に復帰するまでの日々を追っています。
ロパートキナに子供さんがいたなんて、知りませんでした。ごく一般の女性としての幸せを知った彼女が、また厳しいバレエの世界に戻ってくることを決意するのに、どれほどの勇気が必要だったことでしょう。しかも2年のブランク…。半年レッスンを休んだだけで、さっぱりヘタクソになった私とは大違いです。まあ、そもそも私と比べるのが間違っているわけですが・・・
静かなスタジオの中で、一人“瀕死の白鳥”を踊る彼女の姿がとても印象的でした。
ほかにもバレエ学校の入学試験の様子や、ゲルギエフや各バレエ教師のインタビューなど、見所はたくさん。また、ワガノワの芸術監督に就任したアスィルムラートワの解説も必見です。舞台上では常に愛くるしい笑顔で踊っていた印象の彼女が、このドキュメンタリーの中ではまったくもってニコリともしないのがみょーに怖かったんですが。まさに鉄仮面、でもそれだけ真剣なんでしょうね。
それにしても、オブラスツォーワやソーモワレベルの実力でも第二ソリストというのが、マリインスキーの層の厚さを感じさせますね。これが他のカンパニーであれば、間違いなくプリンシパル・レベルだと思いますが…。やはり伝統は伊達じゃないんですね。
2008.01.23 ▲
キャスト:
オデット/オディール:ウリヤーナ・ロパートキナ
ジークフリート王子:ダニーラ・コルツェンセフ
王妃:アレクサンドラ・グロンスカヤ
ロットバルト:イリヤ・クズネッツオフ
振付:マリウス・プティパ/レフ・イワノフ
音楽:マリインスキー劇場管弦楽団(ワレリー・ゲルギエフ指揮 )
2006年6月マリインスキー劇場収録、2007年1月18日「NHK芸術劇場」にて放送
久しぶりの地上波バレエ番組にわくわくしていたら、実は既にDVDで出ている作品みたいですね。まあどちらにせよ、わたしはまたしても録画失敗したわけですがotz
これで何回目だろう…いい加減ビデオ録画というアナログ人生を卒業したい今日この頃です
さて、ざっと見てみたんですが、ロパートキナはやはりオデットよりオディールの方がしっくりきますね。
なんとなく“芯の強い女性”というイメージな上、踊りにも彼女らしさがどこか滲み出てしまっているので、オデットという役柄の悲愴さはあまり感じられませんでした(特に第二幕)。3幕の舞踏会直後の踊りも、本来なら絶望しているシーンのはずなのに、「別にいーわよ。白鳥姿結構気に入ってるしv」と開き直ってるようにしか見えなかった。アームスは最高に綺麗で、これぞまさに白鳥の踊り!てかんじなのに、なんでだろう…。エキゾチックな顔立ちだから、余計に力強く見えすぎてしまうんだろうか。
ロパートキナは、とりわけ肘から指先にかけての表情が豊かで、たおやかで柔らかくて本当に素敵なんですが、やっぱりオデットではないんですよね。オデットはやっぱりザハロワがしっくり来る。でも同じ白鳥でも、「瀕死の白鳥」だったら迷わずロパートキナを選びたい。この違いがいったいどこから来るのか…。
そしてもちろん、オディールの踊りは凄まじくハマっていて、かつ素晴らしいテクニック!ジークフリートが完全に手玉に取られてるかんじ(笑)彼女本来の持ち味を生かした、女王さま〜なオディールです。
コルツェンセフはさっぱり王子様オーラがなくて、不完全燃焼に終わってしまった感があります。彼がどうというより、主役ダンサーのオーラが凄すぎるんだよねコルツェンセフ…。それだけに、オディールに騙されるシーンは説得力がありましたが。
ロットバルトは度を越してすごいメイクになっていました。あれはもはや特殊メイクの部類に入ると思う。どこまでが頭飾りでどこからが顔なのかわからないくらい、素晴らしく悪魔的なメイクになっていました。そんなロットバルトが跳ぶ!跳ねる!とりわけ終幕ではロットバルトがやけにフィーチャーされていて、そのくせ最期はあまりにもあっけなく倒れこむので笑ってしまいました。そのときのコルツェンセフの「や、やった・・・勝った・・・」という真っ白に燃え尽きた表情も愉快で必見。いや、笑うところでもないんですが…。
カメラワークは少し微妙。なぜかところどころで、スタジオ収録バレエにありがちなソリスト視点の(ダンサーの立ち位置から見上げるような)映像が入り、逆に見づらかったです。画質自体はそりゃあとてもとても良かったですが。
音楽はもちろんゲルギエフの指揮なので、それだけでも観る(聴く)甲斐あったと思いました。もっとこんな番組やってくれるなら、多少の不祥事も見逃しちゃうよNHK。
オデット/オディール:ウリヤーナ・ロパートキナ
ジークフリート王子:ダニーラ・コルツェンセフ
王妃:アレクサンドラ・グロンスカヤ
ロットバルト:イリヤ・クズネッツオフ
振付:マリウス・プティパ/レフ・イワノフ
音楽:マリインスキー劇場管弦楽団(ワレリー・ゲルギエフ指揮 )
2006年6月マリインスキー劇場収録、2007年1月18日「NHK芸術劇場」にて放送
久しぶりの地上波バレエ番組にわくわくしていたら、実は既にDVDで出ている作品みたいですね。まあどちらにせよ、わたしはまたしても録画失敗したわけですがotz
これで何回目だろう…いい加減ビデオ録画というアナログ人生を卒業したい今日この頃です
![]() | TCHAIKOVSKY: SWAN LAKE (2007/08/22) マリインスキー劇場バレエ団 商品詳細を見る |
さて、ざっと見てみたんですが、ロパートキナはやはりオデットよりオディールの方がしっくりきますね。
なんとなく“芯の強い女性”というイメージな上、踊りにも彼女らしさがどこか滲み出てしまっているので、オデットという役柄の悲愴さはあまり感じられませんでした(特に第二幕)。3幕の舞踏会直後の踊りも、本来なら絶望しているシーンのはずなのに、「別にいーわよ。白鳥姿結構気に入ってるしv」と開き直ってるようにしか見えなかった。アームスは最高に綺麗で、これぞまさに白鳥の踊り!てかんじなのに、なんでだろう…。エキゾチックな顔立ちだから、余計に力強く見えすぎてしまうんだろうか。
ロパートキナは、とりわけ肘から指先にかけての表情が豊かで、たおやかで柔らかくて本当に素敵なんですが、やっぱりオデットではないんですよね。オデットはやっぱりザハロワがしっくり来る。でも同じ白鳥でも、「瀕死の白鳥」だったら迷わずロパートキナを選びたい。この違いがいったいどこから来るのか…。
そしてもちろん、オディールの踊りは凄まじくハマっていて、かつ素晴らしいテクニック!ジークフリートが完全に手玉に取られてるかんじ(笑)彼女本来の持ち味を生かした、女王さま〜なオディールです。
コルツェンセフはさっぱり王子様オーラがなくて、不完全燃焼に終わってしまった感があります。彼がどうというより、主役ダンサーのオーラが凄すぎるんだよねコルツェンセフ…。それだけに、オディールに騙されるシーンは説得力がありましたが。
ロットバルトは度を越してすごいメイクになっていました。あれはもはや特殊メイクの部類に入ると思う。どこまでが頭飾りでどこからが顔なのかわからないくらい、素晴らしく悪魔的なメイクになっていました。そんなロットバルトが跳ぶ!跳ねる!とりわけ終幕ではロットバルトがやけにフィーチャーされていて、そのくせ最期はあまりにもあっけなく倒れこむので笑ってしまいました。そのときのコルツェンセフの「や、やった・・・勝った・・・」という真っ白に燃え尽きた表情も愉快で必見。いや、笑うところでもないんですが…。
カメラワークは少し微妙。なぜかところどころで、スタジオ収録バレエにありがちなソリスト視点の(ダンサーの立ち位置から見上げるような)映像が入り、逆に見づらかったです。画質自体はそりゃあとてもとても良かったですが。
音楽はもちろんゲルギエフの指揮なので、それだけでも観る(聴く)甲斐あったと思いました。
2008.01.19 ▲
キャスト:
シンデレラ:ガブリエラ・コムレワ
王子:マラト・ダウカーエフ
義母:アンゲリーナ・カシーリナ
怒りっぽい姉:リュボフィ・ガリンスカヤ
高慢ちきな姉:マルガリータ・クリーク
1985年キーロフ劇場(スタジオ収録)
スタジオ収録のバレエ作品にはロクなものがない、というのがこのブログではもはや定説になっていますが、この作品も例外ではありません。特に「シンデレラ」のような古典の名作は、映像効果なんて本当に蛇足だと思うのですが・・・。バレエ映画と思ってみるのが吉。しかし画質があまりよくないです。砂がかかったような、ぼやけた感じの映像。
でもコムレワはかわいい!
ガブリエラ・コムレワといえばキーロフ黄金時代の名花。彼女1938年生まれですから、この映像は47歳のときということになりますが・・・全然みえない。王子のダウカーエフは52年生まれだそうで、シンデレラとの年の差およそ14歳。もちろんパドドゥでアップになったりすると、若干シンデレラが老けてる感はありますが、47歳とは思えないよほんとに。完璧なポワント・ワークです。
古いバレエ映像にありがちなバレリーナのどすこい感が全くなく、ダンサーのテクニックは申し分ないですが、いかんせんロシア特有の衣装やセットのダサさは否めません。例えば82年収録の英国ロイヤル「マノン」と比べて、このパッとしなさはどうよ。
ああ、これがロシアバレエの最大の欠点ですよほんとに。そりゃロシアという国の時代背景的に仕方ないんだけどさ。
みどころは舞踏会での最初のパドドゥと、クライマックスでシンデレラに気づいた王子のやさしい笑顔。プロコフィエフの美しい音楽が胸に沁みます。
シンデレラ:ガブリエラ・コムレワ
王子:マラト・ダウカーエフ
義母:アンゲリーナ・カシーリナ
怒りっぽい姉:リュボフィ・ガリンスカヤ
高慢ちきな姉:マルガリータ・クリーク
1985年キーロフ劇場(スタジオ収録)
スタジオ収録のバレエ作品にはロクなものがない、というのがこのブログではもはや定説になっていますが、この作品も例外ではありません。特に「シンデレラ」のような古典の名作は、映像効果なんて本当に蛇足だと思うのですが・・・。バレエ映画と思ってみるのが吉。しかし画質があまりよくないです。砂がかかったような、ぼやけた感じの映像。
でもコムレワはかわいい!
ガブリエラ・コムレワといえばキーロフ黄金時代の名花。彼女1938年生まれですから、この映像は47歳のときということになりますが・・・全然みえない。王子のダウカーエフは52年生まれだそうで、シンデレラとの年の差およそ14歳。もちろんパドドゥでアップになったりすると、
古いバレエ映像にありがちなバレリーナのどすこい感が全くなく、ダンサーのテクニックは申し分ないですが、いかんせんロシア特有の衣装やセットのダサさは否めません。例えば82年収録の英国ロイヤル「マノン」と比べて、このパッとしなさはどうよ。
ああ、これがロシアバレエの最大の欠点ですよほんとに。そりゃロシアという国の時代背景的に仕方ないんだけどさ。
みどころは舞踏会での最初のパドドゥと、クライマックスでシンデレラに気づいた王子のやさしい笑顔。プロコフィエフの美しい音楽が胸に沁みます。
2007.11.17 ▲






