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アメリカン・バレエ・シアター 「 The Dream ―真夏の夜の夢― 」

  1. アメリカン・バレエ・シアター
  2. 2008.01.09 Wed 23:10
The Dream 真夏の夜の夢The Dream 真夏の夜の夢
(2004/08/04)
アメリカン・バレエ・シアター

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キャスト:
タイターニア:アレッサンドラ・フェリ
オーベロン イーサン・スティーフェル
パック:エルマン・コルネホ
ボトム:フリオ・ブラガード・ヤング
ハーミア:ステラ・アブレラ
ライサンダ−:カルロス・モリナ
ヘレナ:マリアン・バトラー
デメトリアス:イーサン・ブラウン

振付:フレデリック・アシュトン
原作:ウィリアム・シェイクスピア
舞台演出:アンソニー・ダウエル
音楽:フェリックス・メンデルスゾーン
 
          2003年7月オレンジ・カウティー・パフォーミング・アーツセンター

フェリももちろんかわいかったけれど、この作品は男性陣の活躍ぶりがすごい!!!特に作品終盤のコーダで見せる、オーベロンとパックの超絶技巧の数々!小刻みで俊敏なステップと、高度な回転技が連続していて、見ていて全く飽きません。特にパック役のエルマン・コルネホは、まるで空中で一瞬止まっているかのような弾みある跳躍と軽い身のこなしで、お茶目な妖精を完璧に演じきっていました。スティーフェルもさすがのプリンシパルの輝きで、まぶしいくらいの美しさ。こんな1歩間違うと盛大にコントっぽくなる衣装が似合うのも、彼くらいしかいませんよ。

また、ボトム役のダンサーがロバの場面でポワントで踊っていて、それがロバさんのかわいいおみ足を連想させてとてもよかったです。パドドウで男女両方ともトゥ・シューズ履いてるのって珍しいし。着ぐるみかぶったままポワントで後方にパ・ド・ブレしてたりして、よくできるなーと思わず感心しました。昨夜の「美女と野獣」でも思ったのだけれど、着ぐるみなんてかぶってたら、ふつう平衡感覚狂いますよね?さすがだなあ。


ほかにも、喜劇を盛り上げるコミカルな演出が多くて、とても楽しかった。たとえば、恋の妙薬の影響でハーミアたち4人がひと悶着起こすシーン。ヘレナを奪い合うなか、勢いあまってライサンダーとデメトリアスがキスしちゃったり、女同士ビンタのやりあいになっちゃったりして、思わず笑ってしまいました。
そしてなんといっても、若者4人を「なんてこった!」という顔で見守るオーベロンの姿が面白かわいい!計算狂いの恋の結末を目のあたりにし、ワナワナと怒りに震え、挙句パックに八つ当たりまでするスティーフェル。いや、お前のせいだよパックよ、お前が何とかするんじゃああぁー!!!!!」とでも言いたげな(人はそれを責任転嫁と呼びます)、やけに力強いマイムが素敵でした。
また、恋の妙薬@ロバ-ボトムの場面で、タイターニアが妖精の召使いたちを呼び出して、「私の想い人を、どうぞもてなしてさしあげてちょーだい」みたいなことをやるのですが、その想い人とやらを一目見た瞬間、妖精たちがそろってハッと口に手を当て、「ロバかよ!」という表情をするのが面白かったです。

ラストのタイターニアとオーベロンのパドドゥも、幻想的でとても綺麗(怒涛のコーダの直後なので、スティーフェルは完全に体力消耗しきっているようにも見えますが…)。ここの部分の音楽がとても好きです。53分と少々短めの作品ですが、大満足です♪

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Author:aяisa
バレエやミュージカル、演劇鑑賞がすきな20代です。
基本的にはロシアの、しかもクラシック作品のバレエが好き。
ただしストライクゾーンはどこまでも広い(というか目移りしやすい)ので、最近では、女性ダンサーはロシア、男はフランス(主にパリ・オペラ座)、振付家はドイツ(特にノイマイヤーとジョン・クランコ!)と、勝手に棲み分けさせて納得しています。
長年のバレエ鑑賞趣味が高じ、勢いあまってロシア語に挑戦。キリル文字に悪戦苦闘する日々・・・。
ただいまペテルブルグよりバレエ・レビュー発信中です!

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