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レニングラード国立バレエ 「スパルタクス」

  1. Mikhairovsky Theatre
  2. 2008.05.08 Thu 01:03
премьера
Алам Хвачатурян
Спартак -балет в 2-х актах-

キャスト:
スパルタクス:デニス・マトヴィエンコ
クラッスス:マラート・シェミウーノフ
ワレーリア(フリーギア):イリーナ・ぺレン
サヴィーナ(エギナ):アナスタシア・マトヴィエンコ
クリクサス:デニス・モロゾフ
エライーダ:ニキータ・ダルグーシン

音楽:アラン・ハチャトリアン
振付・演出:ゲオルギー・コフトゥン
                            2008年4月29日 ミハイロフスキー劇場にて
2008_0430サンクトペテルブルグ0024blog


ロシア遊学生活第一発目のバレエ鑑賞は、レニングラード国立バレエ(現地名称・ミハイロフスキー劇場)の新作「スパルタクス」でした。しかも初日!!一番安い席なのに3000ルーブル(1万5千円弱)もしたわよ、ロシアにしては高すぎ!まあ、このバレエの制作に350万米ドルも投資したといいますから、仕方ないですね。レニ国は大変革の真っ只中で、今が一番大事なときですから、それだけ賭けるものが違うのでしょう・・・。

「スパルタクス」はもちろん初見で、実はボリショイのものも見たことがなかったのですが、とても楽しめました!音楽がものすごく作品の雰囲気に合っていて、ハチャトゥリアンならではの「血沸き肉躍る」感じが、いっそう舞台を盛り上げています。
しかも、このコフトゥン版「スパルタクス」は、歌あり踊りありの超豪華な舞台!冒頭からコーラスで始まったので、一瞬オペラの舞台と間違えてしまったのかと思いました( ̄∇ ̄;)

またコフトゥン版は、装置がとても華やかで、おまけに本物の虎まで出てきます。もちろんちゃんと躾けられてはいるんだろうけれど、マトヴィエンコが舞台で踊る、その目と鼻の先で虎がウロウロしているのは、なかなか心臓に悪かったです。
というか、虎が気になって踊りに集中できない!!!
そういえば、この虎が一番盛大な拍手をもらっていたような気も・・・( ̄□ ̄;)
衣装は多少華美すぎる感もあり、特にワレーリアの衣装が目にも鮮やかな赤だったのには少し違和感が。
(そういえばヒロインの名前がフリーギアではなくワレーリアなんですね)その分見た目にも楽しい舞台ではありましたが・・・。

ダンサーの中では、もちろんマトヴィエンコが群を抜いて素晴らしかったのですが、それに負けず劣らず素敵だったのが、サヴィーナ役のアナスタシア・マトヴィエンコ!艶かしい色気があって、恐ろしいほどに美しかったです。とくに一幕のパドドゥは絶品でした。
またクラッススを演じたマラートも、ダイナミックで役柄に非常に合っていました。歩幅が広い!ただ、ジャンプは迫力があるのですが、どうにも動きが重苦しく、ドタドタしている感も。
ぺレンは相変わらずの及第点。以前より演技力に深みが増したようにも思いますが、ワレーリア役には、やはり少し弱かったですね・・・。

振付としては、全体的にダンサーの美しい身体のラインを強調する動きが多く、それだけに人間臭さを感じさせる作品でした。
ラストの画は本当に圧巻。百以上の死体に囲まれ、呆然と立ちすくむワレーリアの姿に、もはや神がかり的なものを感じました。
カーテンコールでは拍手喝采、「ブラボー」の嵐。もちろんルジマトフの姿もありました。
この「スパルタクス」が、今後どのような評価を受けるのか、非常に気になるところですね。

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Author:aяisa
バレエやミュージカル、演劇鑑賞がすきな20代です。
基本的にはロシアの、しかもクラシック作品のバレエが好き。
ただしストライクゾーンはどこまでも広い(というか目移りしやすい)ので、最近では、女性ダンサーはロシア、男はフランス(主にパリ・オペラ座)、振付家はドイツ(特にノイマイヤーとジョン・クランコ!)と、勝手に棲み分けさせて納得しています。
長年のバレエ鑑賞趣味が高じ、勢いあまってロシア語に挑戦。キリル文字に悪戦苦闘する日々・・・。
ただいまペテルブルグよりバレエ・レビュー発信中です!

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